このガイドでは、Seaboard 2の5次元のタッチをAbletonの内蔵音源の任意のパラメーターに割り当てる方法を説明します。 MPE対応音源と非対応音源で設定が異なるため、まずは興味のあるセクションからご覧ください。 


ここでは、例としてSlideのマッピングを解説します。 Slideのマッピングは非常に簡単で、VST側で手動で設定することも、AbletonのMIDIマッピング機能を使って割り当てることも可能です。


目次


MPE対応音源でのSlideのマッピング


SamplerなどのMPE対応音源では、音源内部でSlideのマッピングが可能です。


まずROLI Dashboardで、SeaboardをMPEモードに設定します。


Abletonに戻り、空のMIDIトラックにSamplerを追加します。 サンプルエリアに任意のサンプルをドロップします。 ここではシンプルなノコギリ波を使用し、ループ設定にしています。



次に、Slideでフィルターを開閉できるよう設定します。 SamplerのMIDIタブを開き、Pressureのマッピングセクションのドロップダウンリストから「Filter Freq」を選択し、 範囲を100に設定します。



現時点で音に違いはないため、Filter/Globalタブでフィルターの周波数を下げます。 以下では、周波数を224Hzに設定しています。 これによりSlideを使用したときにフィルターが開く余地ができます。 必要に応じてフィルターを微調整してください。 



MPE対応音源では、各ノートごとにフィルターを独立してコントロールできます。そのため、左手で押さえたノートはフィルターをかけたまま、右手のノートでSlideを使ってフィルターを開くことも可能です。


その他の5次元のタッチのマッピング


この方法は、他の5次元のタッチすべてに応用されます。 AbletonのMIDIタブでは、各タッチ表現を次のように表記しています:


Velocity = Strike

Note PB = Glide

Slide = Slide 

Pressure = Press

Off Vel = Lift


上記の手順を繰り返すことで、5次元のタッチすべてに対してカスタマイズしたMIDIマッピングを作成できます。 


MPE非対応音源でのSlideのマッピング


MPE非対応音源でのMIDIマッピングは少し異なり、コントローラーとシンセサイザーのパラメーター間で行う通常のMIDIマッピング方法に従います。 

ROLI Dashboardを開き、SeaboardをSingle Channelモードに設定します。 



Slideのみをマッピングする場合、ROLI DashboardでGlideとPressのスライダーを完全に下げて、マッピング中に干渉しないようにします。


Abletonを開き、MIDI SettingsでSeaboard 2をRemoteに設定します。
次に、OperatorなどのMPE非対応音源をMIDIトラックに追加します。 

Ableton右上のMIDIマッピングアイコンをクリックし、変更したいパラメーターを選択して、1つのKeywave上で指を上下に動かします。 以下の例では、フィルター周波数をSlideにマッピングしています。


これでSlideを使ってフィルターを開閉できるようになります。 


Slideモードの調整


ROLI DashboardでSlideモードを変更すると、Slideの操作方法を変えることができます。 例えばAbsoluteモードでは、Keywave上で指を置く位置が正確に音に反映されます。つまり、Keywaveの縦方向の位置によって音の値が変わります。 Relativeモードでは、Keywave上で指を上下に動かしたときのみ音が変化します。


機能の詳細はこちらの記事をご参照ください: 「Slide: Absolute vs. Relative」